Cloudflareがまだ規模の小さな企業であった頃から在籍している私たちにとって、10代に突入したことはまさに感無量と言えます。立ち上げから、13年が経ちました。2010年を振り返ってみると、iPhone 4、初代iPad、初代Kinectが登場しインセプションが映画館で公開され、TiK ToKが一世を風靡した年でした(ケシャの歌声にも相当感激させられました)。そのすべてがどれほど昔のことのように感じられるかを考えると、次の13年を予測するのはとにかく難しいと言えます。そこで私は、(Cloudflareチームの多大な協力を得て)未来を創造することによって未来を予測していこうと思います。
未来を築くこと、それはバースデーウィークの目的でもあります。過去13年間、私たちはUniversal SSL(暗号化されたWebのサイズを一晩で2倍にし、私たち全員が使用する、大部分が暗号化されたWebの到来を支支えるものとなりました。Cloudflare Radarによると、世界中でHTTPリクエストの99%が暗号化されています)、Cloudflare Workers(アプリケーションの構築とスケーリングの方法を塗り替えました)、またはunmetered DDoS攻撃対策(DDoSの惨劇への対象)などを発表してきました。
今年も同様に行います。
私がCloudflareに入社した年にさかのぼると、最初のBirthday Weekとして自動IPv6ゲートウェイを発表しました。Cloudflare Radarによると、Cloudflareへの接続の37%がIPv6を使用しています。そこで今年は、IPv4に縛り付けようとする流れから脱却しIPv6をさらに普及させるための特別オファーをご用意しました。ともに、IPv6の未来を築いていきましょう。
昨年、私たちはCAPTCHAの代わりにプライバシーを保護するTurnstileを発表しました。今年は、暗号化されたインターネットにおけるプライバシーの大きな穴をふさぎ、暗号技術をどのように使えば匿名かつプライベートな計測ができるかをお見せします。加えて、コンピューターからインターネットへの暗号化された匿名接続をより強化します。さらに、Turnstile自体の今後の展開や、フォントをより速く、よりプライベートにするための支援についてもご紹介します。プライバシーを守るインターネットを、ともに築き上げましょう。
もちろん、AIは大きなトピックであり、今週のブログ記事の4分の1は、AI、機械学習、GPU、そしてAIや機械学習を使用するアプリケーションの構築、管理、測定に関するものとなります。まだ明白であると感じられなければ、今週を境に状況は変わります。デバイス上、クラウド上、そしてCloudflare グローバル・ネットワークの奥深くまで、未来にはAIが至るところに存在することになります。
Cloudflare Warpは、Birthday Weekの発表ではありませんでした(1.1.1.1などの4月1日リリースの1つでした)が、今年はHyperdriveという新製品でスタートレックからスターウォーズに切り替えます。そのすべては、木曜日に明らかになります。しかし、データベースに取り組む方は、私たちと一緒に光速ほどの勢いのある変革へと乗り出すことになります。
スピードといえば...そう、スピードです。気にかけるべきは、AI、プライバシー、そのた優れた製品だけではありません。私たちはまた、誰もがインターネットをより速く使えるようにするために、未知なる新たな世界を探求する使命に取り組み続ける必要があります。そこで、私たちのネットワーク・パフォーマンスに関する最新情報をお届けし、刻々と変化するインターネットの状況に直面しながらもネットワークの円滑な維持、低遅延でのストリーミングの支援、そして新しいスマートな方法によるキャッシングの利用方法についてお話しします。
最後に、Cloudflareが気候に与える影響と、我々の気候へのコミットメントについてお話しします。気候変動への対策もまた、私たちが一緒にやらなければならないことのひとつです。
もちろん、それだけではありません。とは言え、ブログを急いで開けてしまい、誕生日のサプライズを台無しにしたくはないのです。