Stream Liveのオープンベータ版を導入できることを嬉しく思います。Stream Liveはエンドツーエンドのスケーラブルなライブストリーミングプラットフォームで、これによりお客様は、コードベースでなくライブ動画アプリの成長に集中できるようになります。
Stream Liveでは、同時使用している何百万人もの動画配信者やユーザーに合わせて、ストリーミングアプリを簡単にスケールすることができます。業界標準のRTMPSプロトコルを使って、携帯やデスクトップから何百万人もの視聴者に瞬時にライブ動画を配信してみましょう。Stream Liveは、ffmpegやOBSなど、お客様が既にお使いの人気動画配信ソフトウェアと連携します。動画は、Streamプレイヤーで自動的に録画、最適化、配信します。
ライブインフラストラクチャを自分で一から構築する場合は、いくつかの重要事項を考えなければなりません。
「動画のエンコードにどのコーデックを使用するか?」
「動画の取り込み・配信にどのプロトコルを使用するか?」
「各コンポーネントがどのように遅延に影響するか?」
当社は、お客様がこのような事項について考えなくても済むように、答えを出すためにエンジニアが大変な労力を費やさなくても済むように、Stream Liveを構築しました。Stream Liveは、お客様のデバイスに合わせて最も互換性のあるコーデックやストリーミングプロトコルを自動的に選択することで、面倒だけれど重要な実装詳細を簡単にまとめます。Stream Liveでは、お客様が開始できるライブ動画配信の数や視聴者数に制限はありません。バイラル動画共有アプリを作りたい場合も、全社会議を安全に配信したい場合も、Streamがあればお客様に合わせたスケーリングが可能。ビデオインフラストチャの構築や保守管理に何か月も費やす必要はありません。
内蔵型のプレイヤーとアクセス制御
[ここに埋め込み動画を挿入]
すべてのライブビデオに、お客様のWebサイトで使用できる埋め込みコードを付与しています。お客様ご自身のプレイヤーを使う場合も、HTTPストリーミングの2大フォーマット(HLSとDASH)のサポートが含まれているため、ユーザーエクスペリエンスのきめ細かな制御が可能です。
各視聴者にトークン化した自動失効リンクを配布して、ライブ動画配信の視聴者を制限することができます。トークン化したリンクを発行する際、有効期限、ジオフェンシング、IPアドレス制限などの制限はお客様が定義できます。オンライン学習サイトや動画共有アプリを構築する場合は、認証の後に動画を配置することで、ログインしたユーザーだけにお客様の動画視聴を許可することができます。ライブコンサートプラットフォームを構築する場合であれば、特定の国や地域の視聴者に限り視聴を許可するという契約があるかもしれません。Streamの署名入りトークンは、お客様が複雑なカスタムルールセットに準拠できるよう支援します。
瞬時に録画
Stream Liveでは、ライブ動画配信が終了するまで待たなくても録画を開始できます。ライブ動画は1秒未満で自動的に録画に変換されます。視聴者は録画に瞬時にアクセスでき、見逃した場面も視聴することができます。
瞬時のスケーリング
お客様のプラットフォームのライブ動画配信者の数が1人でも1万人でも、Stream Liveはお客様のユースケースに合わせて拡張します。お客様がコンピュートインスタンスの追加作成や可用性ゾーンの設定、追加ソフトウェアライセンスの交渉を心配する必要はありません。
自社で独自構築する従来のライブ動画パイプラインでは、ライブストリームの取り込みやエンコードが海を隔てた彼方の1か所で行われる場合が多いのですが、遠方で取り込まれた動画は、特に海外の視聴者にとっては動画ストリーミングの信頼性が低くなります。当社ではCloudflareネットワーク上の全ロケーションで、動画の_取り込み_と_配信_に必要なソフトウェアを実行しています。動画配信がCloudflareネットワークに入ると、Stream LiveがCloudflareのバックボーンとArgoを使ってお客様の動画を配信し、信頼性も高めます。
遅延はわずか10秒に
お客様の動画エンコーダーの設定にもよりますが、Stream Liveを使えば、動画が配信されてから視聴者のスクリーン上に表示されるまでの時間がわずか10秒まで縮められます。遅延が少ないため、お客様のアプリにチャットやQ&Aなどインタラクティブな機能を組み込むことができます。この低遅延は会議、スポーツ、コンサート、礼拝にも適していますが、もちろん、ライブ動画の用途はそれらに留まりません。
Cloudflareには、Stream Liveによる追加遅延をゼロに近づける使命があります。Cloudflareのネットワークは今や、世界中のインターネット接続人口の95%から50ミリ秒圏内で運営されています。Cloudflareでは、動画配信者から視聴者に到達する間の遅延を今後数か月で大幅に低減できると信じています。最後に、ライブストリーミングの世界では、信頼性が確保されているという前提でなければ遅延を云々しても意味がありません。250か所に広がるCloudflareネットワークを使用することで、ライブイベントにとって重要な比類ない信頼性を得ることができます。
シンプルで予測可能な料金設定
Stream Limeは、動画録画時間と動画視聴時間に応じた従量課金制のサービスとしてご利用いただけます。
1,000分間の動画ストレージ容量につき月額5ドルです。ライブストリーミングは自動的に録画されます。ライブストリーミングの取り込みに追加コストはかかりません。
動画視聴1,000分間につき1ドルです。
想定外の料金は発生しません。従来の動画パイプラインと違って、ビデオの取り込み、コンピュート(エンコーディング)、エグレス、ストレージに関して隠れたコストの支払いは一切不要です。
請求額アラート機能を使ってStreamの利用料金をコントロールしたり、署名トークンを作って許可された視聴者だけが視聴できるよう制限したりすることができます。
Cloudflare Streamは、追加料金なしでライブストリーミングを複数の品質レベルにエンコードします。これにより、インターネットのスピードが異なる視聴者がスムーズに再生できるようになります。視聴者がWi-Fiからモバイルネットワークに移動した際も、動画は途切れることなく再生されます。ライブストリーミングインフラストラクチャを提供する他のプラットフォームでは、世界中のオーディエンスに動画を届けるために品質レベルを追加すると、追加料金がかかる傾向があります。
同時に利用する動画配信者が何千人もいたり、視聴者が何百万人もいる場合は、まとめ割りの適用について当社までお問合せください。
Streamを使ったライブ配信
StreamはCloudflare上のあらゆるドメインから独立して稼働します。CloudflareアカウントとStreamサブスクリプションをお持ちの方は、Streamダッシュボードの「Live Input」タブをクリックすれば使用を開始でき、新しいインプットを作成できます。
Cloudflareをはじめて利用される方は、Cloudflare Streamにサインアップしてください。