今週は、Cloudflareの9回目の設立記念日を、より良いインターネットの構築を支援するという当社のミッションをサポートする、様々な新製品を発表して祝いました。 2019年のバースデーウィークの総括を下記しています。
毎日、Cloudflareは、悪意のあるボットから2千万以上のインターネットプロパティを保護しています。今週の発表をお聞きになった皆さんの、戦いへの参加をお待ちしています。 Cloudflareダッシュボードのファイアウォール設定から、「ボットファイトモード」を有効にできるようになりました。悪意のあるボットから発信されたトラフィックへの、CPU集中タイプのコードの展開を開始します。 このコードによってボットのCPUリソースを浪費させることで、悪意のあるボットの大規模展開を困難かつハイコストにします。また、悪意のあるボットのトラフィックのIPアドレスを帯域幅アライアンスパートナーと共有し、悪意のあるボットをオフラインにさせます。悪意のあるボットとの戦いに参加してください。ここの記事にあるように、気候変動防止の取り組みにも同時に参加できます。
重要なのはスピード、そしてWebサイトやアプリを管理する際、最も重視するのは世界のどこからでもWebサイトが高速で動作することです。Cloudflareダッシュボードの「Speed(速度)」セクションで「Browser Insights」を有効にすることで、ユーザーのWebブラウザ側の視点からウェブサイトのパフォーマンスを分析できるようになりました。
弊社は数か月前、モバイルデバイス経由のインターネット利用における、セキュリティおよびパフォーマンスの課題への対応、と同時にユーザーのプライバシーも尊重することを目的として構築した、無料のモバイルアプリ、WARPを発表しました。 数か月間にわたるテストおよび開発期間を経て、今週(ついに)約200万人のお客様にお待ちいただいていたWARPをロールアウトいたしました。 今回同時に、WARPの動作をより高速化し、輻輳を低減しながらインターネット上の経路を確保できるArgoのルーティングテクノロジーを使用した、WARP+が有効になっています。 WARPおよびWARP+は現在、iOSおよびAndroidアプリのストアで提供しており、すぐにご利用いただくことができます。
弊社は昨年、暗号化機能を内蔵してインターネット上のあらゆる操作を高速化することを目的とした、UDPベースのプロトコルである、QUICの早期サポートを発表しました。その後IETFにより、QUICは次世代のHTTPプロトコルであるHTTP/3の基盤とすべきであると決定されました。今週、Cloudflareは初めて、Google ChromeやMozillaとの提携でHTTP/3のサポートを開始しました。
バースデーウィークの最後の締めくくりに、Workersサイトを発表しました。Workersのサーバーレスプラットフォームは成長と進化を続け、開発者によるアプリケーションの構築および最適化に役立つ、新しく革新的な手法を日々見出しています。Workersを使用することで、開発者は、サイトをサポートする従来型のバックエンドサーバーインフラを構築することなく、Cloudflareのグローバルなクラウドプラットフォーム上に、軽量な静的サイトを容易に展開することができます。
私たちが毎年楽しみにしているバースデーウィークは、当社のいくつかの新製品を皆様に見ていただく機会ですが、より良いインターネットの構築は、1週間でできることではありません。 より良いインターネットの構築には、1年を通した取り組みが必要であり、それにはパートナー企業や社員、そしてなによりお客様の助けが必要です。お客様からの価値あるフィードバックのご提供と、より良いインターネットの構築の手助けとなるという弊社のミッションへのご協力に、感謝いたします。
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